まず入って驚くのは、その大きさ。300席はあるのではないかという広さで、そしていつ行ってもガラガラ、お客さんは多くて10人。デコレーションはよく中国製品ショップで見るようなけばけばしいプラスティック。冷暖房完備されていて、窓は大きく、斬新な建築物の文化センターも、目の前をゆっくり走る電車も鑑賞できる。昼間にはあのジェロニモ修道院も見える。要するに高級さを前面に出そうとしているのは一目でわかり、それだけでも一般の中華料理店とは異なる。
サービスの人は毎回顔ぶれが違う。「この前食べた・・」は通用しない。メニューは種類が豊富で、ページ数が多く、目を通すにも時間がかかる。「北京ダック」もある。二分の一のダックもメニューにあるので、2人連れでも気楽に注文できる。前日に予約する必要もない。
北京ダックは目の前でシェフがさばいてくれる。器用に、あっという間にきれいに皿に盛られるのを見ると、無表情な料理人の相当の腕前が察せられる。皮だけではなく、ロゼ色の肉もしっかりつけて切ってくれる。ソースはおそらく既製品だが、ダックによくあう。ビールもおいしい。
以前あった豪華な水槽の熱帯魚も、おおきなザリガニも消えていて、ずっとガラガラのこのレストランはいつまで存在してくれるのかわからないが、レストラン前には、いつもメルセデス・クラスSが止めてあり、少々不気味ながらまだまだ通えるかもしれない。値段は普通の中華より少々上。
0 件のコメント:
コメントを投稿