同伴した息子の調子がどうもいまいちだ。2週間前に診断された中耳炎の状態がなかなか良くならない。夜には必ずと言っていいほど咳で目を覚ませ、苦しそうな様子を見せる。咳はたんがかなり絡んでおり、くしゃみのたびに黄色の濃い鼻水を出す。
ブラガでは着いたとたん38度の熱を出し、親を慌てさせた。週末の病院通いは、2、3時間もの待ち時間に親子共々ぐったりさせられる。今週末の診察の結果もまた中耳炎と扁桃腺が腫れている状態ということなので、今回ばかりはその足でサンタマリア病院の耳鼻科の専門の先生のところまで診てもらいにいった。また2時間待たされたが、リスボン大学の教授先生は中耳炎はもう治っているという診断をされる。ただ、のどの方が大変な状態なので、どうにかしないといけない、ということで新たに抗生物質を出してもらった。TGAの患者である息子には、こういうウイルスが体にある状態のときは特に気をつけた方がいい、抗生物質を恐れていてはいけない、と言う話をされた。いずれも、一般病院ではされなかった診断である。
息子は別のウイルスも頂戴しているようで、体中に赤の斑点が出ている。今週クリスマス明けまで仕事がないので、幼稚園には行かずに済んだが、生後11ヶ月の病人は床に寝たままという訳にいかず日々のスケジュールを自分なりに淡々と普通にこなす。父親は常にピエロの役回りで赤ちゃんの機嫌の様子をうかがう。食は細めで、今まで順調すぎた成長過程が気になる。それでも離乳食の後期に入るべく、しっかりゆでた人参やジャガイモもつぶしたものでなく、固形物にちかいものを与えたら大分口をもぐもぐして食べれるようになった。
ただ手をあげて観察しているものを指差すようになったり、まだ歩きはしないがつかまり立ちも平気でするといった行動面は順調なのかもしれない。1月の誕生日までには今の病状はすっかりよくなっているのであろうか。
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