2010年6月6日日曜日

ワールドカップ

インターネット上でしか読めないが、新聞は選手のコメントをそのまま載せて記事にするというのが伝統らしい。どの新聞社も大体同じで、記事は選手や監督の発言に対する感想文のようだ。専門のスポーツ記者の積極的な意見や試合前分析などは個人ブログにしかないのかもしれない。批判的な意見は多くあるが、先発メンバーをどうするべきか、というまじめな議論もあったら読んで楽しいのだが。
公共の場ではいろいろスポンサーなり、宗教団体なりの政治的な背景もあるかもしれない。オカダ監督のベスト4発言もスポンサーのにおいがする。
現場の選手や監督にも見えない、観客の立場で初めて見える問題点はあると思う。相撲の分野だったらかなり上級の分析記事を見つけられるのだが。

せっかくの機会なので、いい思い出作りに「もしかして自分が監督」のつもりで、選手起用をここに書きたい。キーパー川島。テストの試合で2回も成功した人には、これから続けて試合に出る権利あり。前回の川口のような、恥ずかしいゴールはもらわない気がする。センターは中澤と阿部。中澤はもう5,6年前からピークを越している選手だが、代わりがいないので出ないわけにはいかない。阿部は同じくスピードも判断力も世界的レベルから遠いが、ここにも他に選択肢がない。トゥーリオは守備陣には欠かせないが、センターバックの2,3歩前の中央でプレーし、もっと攻撃にも自由にできる方がいいかもしれない。トゥーリオも数年前のほうが良かった。左右のサイドバックは長友と稲本。稲本は対人プレーの強さもあるが、この位置でもゲームメークをできる強みがある。長友は攻撃面でプラスだが、プレーが前かがみすぎてサイドバックとしてほんとうは危ないと思う。むかしの中田浩二のような、もっと地味な、枠役の選手がこの位置にいればいいのだが。中央は遠藤と長谷部。この2人はどう見てもチームの柱で誰が見てもまずはずせない。1,5列目に本田、2トップに森本と松井。松井は当然サイドアタッカーとして左右でかき回す。3人ボールキープできるタイプで何とか攻撃の形作れるでしょう。運が良ければ、どの相手でもこの3人で90分で2点は入るかもしれない。

長友とトゥーリオは状況に応じで違った位置取りができると思う。常にジョッギングに終始する中村とアタッカーの岡崎は負けているときに登場すればいい。中村ケンゴは万が一勝っているときに出ると面白いかもしれない。あとの交代は時間稼ぎ。
とにかく運動会のような合言葉の走るサッカーはともかく、常にダッシュできる状態のサッカーをしてほしい。

今回のワールドカップは間違いなく3戦3敗だろうが、大切なのは点をどれだけ取れるか。オランダから3点でも取れば、世界を驚かせるという第一目標を達成できると思う。

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