2009年9月23日水曜日

Castella do Paulo

リスボン市内、コメルシオ広場から歩いてすぐのところに、20席ほどの規模の「パウロのカステラ」がある。長崎の老舗カステラ店で修業されたという、パウロ・ドゥアルテという名のシェフが経営されているカフェだ。店のあちこちに、日本人の奥様の筆跡と思われる文字が書かれていて、置いている品は、間違いなくリスボン唯一のもの。長崎カステラに始まり、あんぱん、メロンパン、クリームパン、カレーパンなど日本ではよく見かける菓子パン類が1ユーロ前後と手ごろな値段で売られている。メニューには印刷されたポルトガル語のほか、手書きで日本語と英語が加えられている。そこには案内文として、ご夫婦ともども、ポルトガル語と日本語で、彼らのお菓子作りへの思いが綴られている。店の装飾や雰囲気からも、この経営者の真摯な情熱と仕事への愛情が伝わってくる。味のほうも、まさに手作りといった、アットホームなもので、非常に好感度が高い。昼食時にはランチメニューも出しているようなので、今度行ってみるつもりだ。5つ星。

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