右耳にまだ残っていたチューブが耳あかの固まりと化して外にでてきた。
この青色のチューブはもうだいぶん前から鼓膜から外れていて、その本来の役割はなしていなかった。小さいチューブの穴は完全に耳垂れのようなものでふさがっており、しかも乾いてガチガチになっている。こういう異物がずっと耳の中にひっかかっていたなんて、息子にとって気分のいいものではなかったはずだ。外には自然に勝手にでてきたが、よかった。
息子はおそらく常に中耳炎にかかっているような状態らしく、いつ、どの先生に見てもらっても「鼓膜はよくない」という返事が来る。
さて、チューブ留置の手術なんてする必要はあったのであろうか。結果的には術後も2度だったか3度だったか、抗生物質を飲む必要があるくらい熱を伴う中耳炎になった。左耳のチューブは3か月後に膿みと一緒になってあふれるように耳からでてきた。
ちょうど1年前になるが、チューブ留置の手術は2人の医者から進められ、結局セコンドオピニョンの医者により私立の病院で行われた。当時1歳半の息子は当然、親にとっても痛かった。チューブ留置の手術なんて簡単ですぐ終わるものだが、手術は手術である。結果論だが、効果がない手術なんてしなければよかった。
生まれてすぐジャテネというおそらく人生最大の手術を受けた息子だが、できることならもうずっと、手術や麻酔などと無縁でいてほしいものである。
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