エヴォラ大学での今年度の仕事がほぼ終わった。3週間足らずで、フランクのヴァイオリンソナタ、チャイコフスキー、プロコフィエフのヴァイオリンコンチェルト、ヒンデミットのトランペットソナタ、などという大曲をはじめ、結果的に20人近くの生徒、30曲をこなした。今回は自分自身のプレゼンテーションの意味合いが少なからずあり、また4、5月、仕事していなかった時間を取り戻すためもあって、こういう自己記録的な仕事になった。契約は6月に入ってやっと提示され、給料は1月より未払い。支払い手続きの書類を見ると、あらゆる人たちのサインで書面いっぱいにぎっしり詰まっている。そういうお偉い方々一人ひとりが、何日間、何週間不在だったりするだろうから、こういう手続きはいつまでたっても終わらないのは目に見えている。あげくのはて、そういう書類を運搬する係、その人が徒歩?でエヴォラ大学の諸校舎をめぐっているというのだから、そのおじさんがちゃんと仕事していないと、どうなるかは目に見えている。例えば、距離にして1キロくらいの音楽科から大学本社への運搬は、2週間かかっていた。各事務の人たちは慣れ切ってしまっているのか、みな平気な顔をして話してくれる。
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