2013年12月13日金曜日

「ウリジナル」の話

韓国人と話をしたことのある人は、遅かれ早かれ「韓国起源」の話に遭遇するはず。
自分にとっては雑談の中で話を弾ませるネタのような感覚だが、どうやらかなり真剣な話題にもなりうるらしい。
韓国起源のテーマがとても重要な人にとっては、領土問題になると特にややこしくなるのは、目に見えている。
彼らがそのような話をする時は、例えばユダヤ人やイエスキリストは韓国人だったとかという、聞く側の、非韓国人にとってはとても信じ難い話も真剣にし、全く冗談抜きである。
ある日、子供を連れて公園で遊んでいたら、向かいのベビーショップのオーナーというおばちゃんから声をかけられた。
普通の世間話であったが、ひょんなことからドラえもんの話になり、急に「ドラえもんは韓国の作品だ」と話し始めた。
彼女は見た目からして100%のポルトガル人であるが、韓国人と同じように真剣に話していた。
こういう時、どういう反応をすべきなのか。
おばちゃんに対して、真っ向から反論すべきか。
自分にとってドラえもんは当然日本のものであるが、本当に信じている人に何を言っても仕方が無い、と思い黙って聞いていた。
ドラえもんがどうとかは、はっきり言ってどうでもいいことであるが、そうでない人もいるはず。
おばちゃんが次回、日本人に向かって同じことを話す時、どういう反論を受けるのか。
おばちゃんが心の底から信じるように吹聴した韓国人も、あっぱれである。