2013年10月31日木曜日

Cappello di paglia + la fille du régiment

さて、我がサオ・カルロス劇場では、夏休み明けから上記の2題目の上演があった。
一つ目のオペラ、麦わら帽子と訳すのだろうか、ニーノ・ロッタのオペレッタ風の作品である。
あくまで古典的な作風ながら、軽いタッチで書かれたオペラで、聴きやすい、一般聴衆の受けがいい演目ではないだろうか。
2つ目は、言わずと知れた巨匠ドニゼッティのオペラで、連帯の娘と訳される、あのパヴァロッティが何度も出てくる高音のドを見事に歌ったことで知られているはずだ。
いづれにしても、国全体の財政が破綻している状態で、存続すら危ぶまれている中での上演である。不評の場合は閉鎖、ということにはまさかなるまいが、
上演する側にはそれくらいの覚悟でやるべきだろう。
そういう中、来年から、ピナモンティ氏が劇場監督として復帰することになった。
彼は、何を隠そう自分がサオ・カルロス劇場に呼ばれ赴任することになった、張本人である。
2004年、電話で何度も話をし交渉をした。交渉と言っても、自分にとっては本当に契約できるのかの確認のみであったことを思い出す。
実際仕事が始まると、自分にコンサートの指揮のような大きな仕事は与えられなかった。さて、今回はどうなるのであろうか。
今まで通り、スタッフの一員としての仕事が続くのか、より大きな仕事が回ってくるのだろうか、それとももしかして。。。