というのは、スエーデンのサイト(carseat.seやkindseat.com)でベビーシートの安全性について書かれてあり、少なくとも4歳までは、進行方向の後ろ向きに設置できるベビーシート使うべき、とあったからだ。
そこには、後ろ向きに座るシート(リアファイス)の長点がヴィデオ付きで説明されてある。
正面衝突などでの事故時、前向きに座る子供は、4歳くらいまで首がしっかりしないので、
事故のインパクトで首を剥離骨折などをするそうである。
実際に事故にあってしまった体験談や、ダミーを使ったシミュレーションがサイト内で見れた。
なぜスエーデンかといえば、リアフェイスのシートが推奨され、数多く販売されかなり普及しているそうだ。
ポルトガルはどうかといえば、1歳を過ぎたあたりから普通は前向きのシートに座らせ、普通の店ではリアフェイスシートは12ヶ月までで、それより大きいのは見当たらない。
事故は起こらなければいいに越したことはないのだが、そこはいつ、何が起こるかわからない人生である。
後悔はしたくない、の一心でそのサイトでネット販売されていた、6歳、25キロまで使えるというリアフェイスのシートを買った。
決して安い買い物ではなかった。
それは6ヶ月になる頃に使い始めたので、それからずっと、日々の通学に使い、
長い旅行に出たり、そこで食べたり飲んだり、車酔いして吐いたりして、
何度もカバーを外して洗濯したり、汚れをとったりした。
黒のシートカバーの色は洗濯や日光で薄れてきた。
このように、息子の成長と共にしてきたのである。
しかし、ここ最近になって大きな問題が起きてきた。シートベルトを止める例の金具のシステムがなぜか壊れて、
プラスティックのカバーが外れて、しっかり閉じなくなってきたのだ。
息子が思い切り引っ張ったりすると、はずれる。
実際に事故に遭遇してしまったときは、そのような壊れた状態では安全性も何も、元も子もないではないか。
早速問い合わせたcarseat.seによると、その金具の部分は、注文で100ユーロはかかる、そのうえ品切れだ、という。
このシートは4歳まで使う予定であったが、このようにベルトが何度も外れてしまう状態を見て、
ついに前向きのシートに変える決心をした。
今日、学校から帰ってくた息子に 新しいいす、ためしてみるか? と聞くと
sim,quero!(パパの日本語は理解するが、返事はポルトガル語で返ってくる)
というので食事後、ママとドライブに出た。
シートに乗るときも、シートベルトをやっと大人と同じように締めるのも、うれしそうだった。
ようやく、進行方向に目を向けながら乗れて、第一印象は はやい! だった。
これで息子もまた、ひとつ大きくなった気がする。
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