2011年4月16日土曜日

経済危機

大震災後も福島の原子力問題などで苦しむ日本の人たちだが、ポルトガルもそれに劣らず大危機の状態にある。大分前から言われていたポルトガル経済の破綻だが、ついにドイツやフランス、特に自国の野党からの圧力に屈し、自ら経済危機にあると宣言した。ついに土俵際に追い詰まれているようである。
この国には頼りになる経済的な柱がない。というより、自国の製品が市場にない。片田舎のアーレンテージョで買い物しても、フランス製のジャガイモ、スペイン産のトマト、海産物もポルトガル産のものが見当たらない。外に出れば農家があふれているのにこのスーパーでは自国産の野菜がかえない。こういう状態では、どうやって自国の経済を立て直していくのかよくわからない。だからといって、外国製品の不買運動なんぞは起こらないし、今夏ボーナスが出なくても意外に本気になって怒る人もあまりいないだろう。
自分には投票権がないので、国を変えようとしている人に一票をあげたくてもできない。とはいっても、この国を建て直す、と嘘ぶる次期首相候補もいない。投票権があっても、誰が首相でも何も変わらないだろう、というのが大方の意見でよってこれからも何も変わっていかないだろう。これがポルトガル、という国である。

2011年4月1日金曜日

転校生

ヨメの勤務先が4月から変わることになったので、必然的に1歳3ヶ月になる息子も「転校」することになった。半年ほどお世話になった前の保育園では特別かわいがってもらい、別れは親にとってつらいものだった。
さて新しい保育園は家からすぐ近くなので、これから1時間以上のクルマでの「通学」時間はなくなる。さして広くもないところだが、家の付近は緑にも囲まれ、海にも近いので、これから夏にかけては外で遊ぶには最適の時期になる。
転校生の初日は全く問題なかった。昼食もミートスパゲッティと家でも食べたことないものだったが、フォークを使って一人で食べていたという。後は遊び道具と、にぎやかな同級生としっかりした先生がいれば息子は満足すると思うので、とりあえず一安心。